《週刊ワンオラクル18_05/14～ 5/20》占いではないタロット

《2018 5月14日～ 5月20日》
週刊ワンオラクル

15．悪魔（Devil）正位置

・キーワード

囚われ。欲望。嫉妬。好転の前ぶれ。自制が緩む。誘惑。恐れ。分かっちゃいるけど止められない。

・メッセージ

もう！こんなのイヤだ！
今度こそ絶対に！絶対に！
もっと有意義な道を選ぶんだ！

そもそも自分はクリーンで
欲に支配されない人生を送るためにやってきたんだ。

今夜のお酒は、お預けだ。

（……と、数日後。酒飲みながら）

けどさ、無理なんだよ。
もうぉお〜手遅れなんだよ。

どんなに頑張っても、
どうせ自分は一生うだつの上がらない人生だ。

くそ！キラキラしてやがる奴ら！

“意識高い系”
“リア充”

クソ喰らえだ！

（うう。こんな汚い言葉も使わないことにしたハズなのに）

自分だってたくさん頑張ってるんだ。

けど、もっと頑張ってる人もいて、
けど、もっと頑張っているのに、報われない人もいて、

世の中どこ見ても差別だらけだ！

いや、絶対に自分は変わってやる。

ん〜……明日からだ。
もう少しいろいろ対策を考えて、
食いっぱぐれないように……

うーんと、
どうやったらいいんだろう……。

そもそも何をやりたかったんだっけ？

　“ねえねえ。
　そんなに気張ってても、疲れるだけだよ。

　こっちにおいでよ。

　いつものように、
　みんなでマッタリ飲もうよ。

　ふわ〜っと楽になるよ。

　もっとこう、
　ゆるゆるだら〜〜っと
　なーーーんも考えずに、
　飲もう飲もう〜。

　どうせ立派なこと言っても、
　「私たち」は浮かばれないんだからさ。

　おいでおいで〜。。”

な、なんだよ！
足引っ張るなー！

自分はそっちにいくつもりないんだ！

ゃ、そっちの方が長らく慣れてるし
なかなか捨て難いけれど……

もう止めるんだ。

どうやったらいいか分からないし
不安もあるけど……

もう今のままはイヤなんだ。
イヤなんだ！

今度こそ、こんどこ……

（引きづられるままに欲にまみれた世界へ……）

こんばんわ。こんにちは。

今日の三浦半島は、昨夜の雨降りと一転、
青空ひろがり、さらに暑い！夏日みたい。

今夜はお星様がきれいに見られそうです〜。
（帰り道、キレイな木星と金星が見られました〜）

と。
明日15日〜あさって16日にかけて、
７年ぶりに大きなインパクトのある星々の動きがあるらしいです（占星学による見解)。

その最中にやってくる明日の新月。

個人にも社会的にも長期的な変容のスタート
を象徴するらしい星周りエピソードに熱気ムード。

そんな中、今週の一枚として出てきたカードは「悪魔」。

ヤラセではないですよー。

いつもより念入りにシャッフルしまして、
自分はもちろん、みなさま方々にとっても意義あり週になると良いな〜
などとぼんやり意図しつつ引いた一枚が「デビル Devil」。

（ゆるくであれ、意図したのが逆にマズかったか汗）

なんとなく気が重くなりそうかと思いきや
面白いメッセージがいろいろ降りて＆観えてきたので
ちょっとゆっくり目に書いてみます。

 
まず「悪魔／Devil」カードの持つ象徴的な意味としては

囚われ。欲望。嫉妬。好転の前ぶれ。自制が緩む。
誘惑。恐れ。分かっちゃいるけど止められない。

最後の「分かっちゃいるけど止められない」は
キーワードを打ち込んでいる最中に不意に浮かんだので入れてみました。
極めて、かのこフレーズですw

（けど、意外と核心ついてるかも♪）

次に。文頭の茶番劇みたいなストーリーについて。

この主人公、現状を打破したいらしいのです。

仕事も人間関係も、当初の理想からかけ離れて、
現実はといえば、その日暮らし。

お金は散在しているつもりはないのに貯まらないし、
給料もあがらない。

自分ではすごい努力してきたはずなのに、
なんだか調子よく上司を巻きこむ連中ばかり優遇される。

おかしい。
おかしいじゃないか！

と憤慨しつつも、どうしてよいのかわからず。
自分に降り掛かることは理不尽ばかり。

やがて自身の奥で拡がる「闇」にずぶずぶ浸り、

毎晩のように酒をあおってはゴマカシ。
週末にはそこそこ付き合いある友人恋人とグルメ堪能し。

ああ、またお金つかちゃった……
うう、本当は○○の勉強しようと思ったのに……
などと思いつつ、

こうでもしなきゃやってられんですよ、と自分を慰め

……以下略。

今これを打ち込んでいる桃生にも
あるあるな暮らし。苦笑

月給はそこそこあったのに、なぜかお金が消えている。
借金返済、そんなにたくさんあったかいな？

という日々も過去に何度もありました（今もたびたびあります爆)。

その（実は誰に言われたわけでもないけれど）
不甲斐ない自分の人生がイヤでイヤで
この主人公は、そこから脱皮したいと決心するのです。

が、なかなかそれが軌道にのらない。

なぜなら、これまでの習慣が身に染み付きすぎて
（悪魔の誘惑ささやきに）引っぱられるのです。

新しい生き方を目指そうと動くも、
まだ未知の世界であるがゆえに
不安や恐れが大きくなって、
これまでの慣れ親しんだ方法や思考を払拭できないのです。

否、自分の精一杯できうるチャレンジはしてきた。
けれど、現状がなかなか変わらない。
世の中も相変わらず
“乏しい”人と“豊かな人”の格差を放置する。

と、本気で思うわけです。

だから必死に考えてきた。
のに、変わらない……。

クソ、酒かっくらってないとやってられっか！

ぐびぐびと酒びたりになる。（例え話です）

無理もない。当然です。

むしろ（誰に言われたわけでもないのならなおさら）
“不甲斐ない”自分を責める必要はない。

なぜなら、
長らくやってきたことを止めたり（止めようと思ったり)、
一度も体験したことのないことにチャレンジするのは勇気がいる。

たとえそれが自分にとって良い方へ向かうものであれ、戸惑うのは自然なこと。

逆に、
それまで当たり前だっらコト・モノ・ヒトが
本当は自分を苦しめていると気がついたとしても、
魔法のように、クルクルッ♪ と止められないのも当たり前のことだ。

ならばまず、それらを受け入れよう。

『はて。どうやって受け入れれば良いのですか？』
『受け入れたら楽になれるのですが？』
『幸せになれるのですか？』 

「幸せになれるかどうか」については、分かりません。

ただ、受け入れる方法を工夫することはできます。

たとえば、
これまでの自分を苦しめていた（と思う）対象やものごとに
巻き込まれたり、引っぱられそうになったとする。

そしたら、ひとまず流れてもいい。

ポイントは
「あ、今また流されているんだな」
「うう、また引き戻されているぅ」
という「意識」を持っておくことです。

この意識があるのと無いのでは、雲泥の差。

人は、言動のほとんど（約90％）を無意識にやっている。とは良く言われることです。

特に、習慣化していることは「あ、今○○しているな」などと意識せずやっていたりしませんか？

それを、いちいち「あ、今、自分○○やってる」と意識してみる。めんどくさくても、やる。

ただし、そこに「あ、今、自分、○○やってる。……やっぱダメだ自分」と評価やジャッジしないことが大切です。

ただ起きたこと（自分にとっての事実）だけを意識する。
すると、自分がやってることの罪悪感が減ってゆきます。

ここまでくればシメタもの〜。

「ダメだ自分」を抜きにして
「あ、自分、○○やってる。じゃあ、◇◇もやってみるか」的に、これまでやったことないこともやってみる。

できなくても、やってみる。

行動としてはチャレンジングなことかもしれませんが、
できてもできなくても、
頭の中で思うだけでも、
自分を責めることが減って楽になります。

つまり「自信」がつく。
自分を信じられるようになる。

このあたりまできたら、
きっと、悪魔の誘惑ささやきも、
「あ、今日は悪魔ちゃんが誘ってきてるネ」って
そのときお相手したければすれば良いし、
したくなければ、そこで素通りすればよし。

と、思いのほか長〜くなりましたが、

今週の「悪魔」カード、こんなかんじで考察し、
「自分の中の『悪魔』的存在と仲良くする方法」も加えてみました。

一つ「悪魔」を庇護しておくと、、
この存在があるからこそ生き延びられることもあるということ。
人は欲や望みがあって、一歩、前に進んでいけることもありますから〜。

以上、参考になることがあれば幸いです〜。

それでは、また来週。よき１週間で！

（明日も出てきます☆）

桃生かのこ 拝

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