《週刊ワンオラクル18_05/28~ 6/ 3》占いではないタロット
《2018 5月28日~ 6月 3日》ワンオラクル
4.皇帝(Emperor)逆位置
・キーワード:
自信喪失。優柔不断。口達者。自己中心的。お山の大将。丸投げ。空振り。
・メッセージ
やることなすこと思いの通りにいかず、ふてくされて引きこもってみるも、世界は、まるで自分の存在が在るのか無いのか「そんなことは知ったことではない」「こっちもそれどころではない」などという空気感が満載。
実際、そっぽ向かれ、通りすぎられるもの多し。
あれあれ? わたくしが尽力したアレとかソレはどうなったのでしょう?
愛をもって手ほどきするも、対象はスルスルと抜けてゆき、「まだまだ修行が足りぬのだな」と頭うなだれ。
しばらくして、ふと眼を開いて前方を見れば、さきほどまで周囲や後ろについてアレやソレを手ほどきした者(モノ・コト)たちが、すでに先を歩いてランラン♪と。
ああ。わたしは一体どこを観ていたのでしょう。
“良かれ”と思って気をまわしたつもりが、引いて眺めて観れば、我の有益ばかりが先に立っていた(のかもしれぬ)。
ぃやいや。アレやソレの効用で、今まさに力を発揮して、眼の前を歩いている者たちがいるではないか。
コレはコレで良かったのだ。たぶん。うん。
水を飲み、潤いを補給し、呼吸を止めずに身体を動かし、今ここで生きている・生かされていることをを確認し、改めて仕切りなおし。
道はまだ開けている。 (旅は続く……)
こんにちは。こんばんわ。桃生かのこです。
いよいよ“週中ワンオラクル”になってしまってます(今日は木曜日;汗)。
実はカードを開いたのは先日曜日で、そこから数日間、メッセージを公開せぬまま放置していたことを、まずはおわびしますm(_._)m
既に週後半にさしかかるところ。
よろしければ、週前半の振り返りと、残り週末へのガイドとしてお読みいただけたら幸いですし、オラクル(お告げ)的なものではなく純粋に読みものとして読んでいただけるのも嬉しく思います!
さて、気をとりなおして。
今週のカードとして出てきたのは「皇帝」。
大アルカナの中でも“お父さん”的存在です。
もとい、前のカード「3.女帝」(母性)と並べ、「4.皇帝」は父性の原型として読み解かれることも多いカードです。
今、上記で「もとい」と修正入れたのは、「お父さん」と「父性」は、正確には別ものだからです。
『お父さん』というのは、存在であり呼び名であり、
『父性』というのは、態度であると、わたくしは理解しております。
女性(を自認している方)にも「父性」は備わっている(はずです)し、逆に言うと、男性(を自認している方)にも「母性」が備わっています(はずです)。
「父性」というのは、それぞれの要素が秩序や道を逸脱しないよう、率いる役目を持っていたりします。
このあたり、もう少しツッコんでいくと、そこそこ面白いコラムが1、2本ほど書けるくらい長くなるので、またの機会にお伝えできればと思います。
そしてこの「皇帝」カード。
大アルカナ22枚の4番目に当たるカードで、宇宙を構成する四大元素〔火風水土〕や東西南北を“統治”する象徴とも読まれたりします。
すなわち「リーダー」なのですね。
それが、逆位置で出ました。
どうやら、イイ感じでリーダーシップ取れる存在が、まだ現れていないようです。
どの人も模索中。みんなで迷い中。
しかも昨今の世は、「リーダー(っぽい人)」に憧れていたり、なりたい人がドヤドヤ出現しています。
思いついたことは(流行りならなおさら飛びついて)やってみてから考えようぜ! って手をフリフリして引っぱっていこうとする人をたくさんお見かけします。
(それが良いとか悪いとかではなく現象としてよく見かける)
けれど、全部が上手くいくとは限らず、しばらくするとモサモサ模索の中に入って行く人も多く出てこられます。
で。ここにきて「皇帝」逆位置。
話は少し飛びますが、今日で5月も終り(速い!)。
今年もあとひと月で半分経過となるわけですが、ここ数年やたら時間の経過が速い感覚がある。
そんな速度感に多くの人が追い立てられ、渦巻いていたようにも感じていました。
おかげで(?)疲れてきている人もチラホラ出てきています。
つまり、ここでちょっと立ち止まってみないかい? という受け取り方もできるかもしれません。
どんどん統率して世を引っぱっていくのは、カッコイイですよね。
けれど、気がついたら自分だけだいぶ外れたところに進んでたとか、先を行き過ぎて逆に迷うハメになったとか……。
それはそれで面白い人生ですが、何か意図するものがあるなら、時には立ち止まって、これまでのプロセスを振り返る。
行き過ぎてなかったかなぁ?
誰かを置いてけぼりにしてなかっただろうか?
そもそも自分は何のために「コレ」やってきたんだっけ?
などなど。
それから。
自分ですすめてきたことの“責任”みたいなものを放棄している場面や人も増えている気がします(自戒を込めつつ)。
ニンゲン様って実はとっても脆い
ので、勢いづいてたり、周囲も巻き込んで盛り上がってるときは、すぐ浮き足だってしまうのですね……。
いくら「権威」あるいは「リーダー」とは言え、そういうところに脆弱性もあったりなかったり。
それもまた魅力と成りえますが、本質(自身の本来の姿)も見失わないようにしたいものです。
そんなわけで。
今回は、だいぶ読み解き、ストーリーが飛躍してしまいました。
それだけ今時代、なんだかザワザワしているし、「率いる」ことも難しくなっている(誰もが「我が我が」となっている≒人の言うことを聞かないw)と思うのでありました。
そして。世界は、1色ではなく、色んなものが色んな姿形を取りつつも共存していて、互いに奪いあうのではなく、分かち合えるようになれるのがピースフルでハッピーですよね♪
……と、今回の「皇帝」カード逆位置を眺めながら、改めて思った次第でした。
かのこ 拝
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