桃生かのこ、タロットと戯れ

占いではないオラクルメッセージとタロット探求&クリエイティブもろもろ

《週刊ワンオラクル18_05/07~ 5/13》占いではないタロット

2018年 5月 7日~ 5月13日
《週刊ワンオラクル》

1.魔術師(Magician)正位置

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 ・キーワード

創造。新たな構想。イメージの具体化。ひらめき。始まり。才能の開花


・メッセージ

ある日のこと。

信号待ちしてるそばに止まっていた車のナンバーを何気なく見たら「1122」だった。

おおおー!これはー?!
ん。もしや……次の車も?! と思い切って後ろの車のナンバーも見てみたら「2255」だった!

 

……なんていう体験はないでしょうか。

 

(ナンバーもエピソードも実話を元にしていますが、「例え」です。何気なく見たり聞いたり触れたもの同士が、意外にも繋がっていたとか、シンクロニシティが何度も起きたなどの類いも含まれます)

 

ここでの注目ポイントは、最初の車のナンバーを見て 終わらなかった ことです。

 

「もしや?!」と、かすかな期待がよぎったことを、やすやすと追い払わず、ダメ元でも小さなチャレンジをした。

 

結果的に、「もしや?!」が「やはり!」になっても、

逆に(まったくバラけた数並びのナンバーで)「あ〜、そーだよねー。そう上手いコトいかないよねー」と残念な結果になったとしても、

 

この《小さなチャレンジ》を実行するかどうかで、なんでもない日常にささやかでも面白みが生まれる

小さな物語(ネタ)を一つ、暮らしに付加できるわけです。


これは、「考え方」というより、「発想」「ひらめき」などの視点から捉えてみると、なお面白いのではないかと思います。

 

わたしたちは、馴染みの人や場所から差し出されたものや、既に存在するモノ・コト・ヒトに対しては、何の気なしに(時に傲慢さを持ちながら)比較的スムースに取捨選択することが多いと思います。

 

例えば。
仕事帰りには、下車した最寄りの駅近のスーパーで買い物して帰る、とか。

 

いつもの習慣になってるから、たとえそのスーパーに欲しいものがなかったとしても「あ〜無いのかぁ〜」と妥協して、あるものの中から選択して済ますことも多い。

仕事帰り疲れていたらなおさら、
今日はちょっと先の商店まで足を運んでみるか……などと積極的な行動にはなりにくいですよね。

生命に関わることに直面しない限り、日常的にはヨシとできる。

 

一方。

確かかどうか分からないコト・ヒト・モノについては、臆病になったり無かったことにしたり、選択するという行為すら回避したり。

時には疑いが大きくなって頭ごなしに除外したくなることもあるかもしれません。

 

もちろん、“危機”的な場面を想像すれば、「安心・安全」を優先するのは当然の感覚です。

信頼が充分でないものに手足を突っ込むのは、自分にとってムダになるかもしれない。ということもあると思います。

 

ただ、この世に「絶対的な安全・安心」というものは存在していない。

「100%確実」なものなど、鼻クソほどもないでしょう(例えが乏しくてスミマセン;)。

 

本当は在るのかもしれませんが、少なくとも今日現在、地球上の二次元三次元レベルでは、ニンゲン様はそこまで進化しきっていません。

自身の内面で「安心感を充足する」ということは可能でも、物理的に「完全なる安全」が成されることはないでしょう。


失礼。話が宇宙に飛びました。

 

そんなこんな情景やストーリーが、今週の「マジシャン/魔術師」(正位置)カードを眺めみているうちに思い浮かびました。

(まったく、これこそ信頼に欠ける適当な読み解きだ;)


けれど、先が見えないコトでも、ありきたりの日常でも、

これから「新たな・フレッシュな人生ゲーム」が始まりますよ。

となったらどうでしょう?

ちょっとだけワクワクしませんか?

 

(ちなみに。わたし個人的には「人生」を「ゲーム」に例えるのは好みません。ただ、『人生ゲーム』はハマりますし、ゲームの持つ「ストーリー性」が自己世界と繋がる「鍵」になるのは面白いと思っています)

 

 *


話が前後しますが、

「マジシャン/魔術師」カード正位置は

創造。新たな構想。イメージの具体化。ひらめき。才能の開花。始まり。

などを象徴するような意味合いを持ちます。
(文頭もご参照を)

 

また、「マジシャン/魔術師」カードは、タロットカード大アルカナ22枚のうち「1」のカードで、まさに「始まり」であります。


人生の紆余曲折を渡り歩くための知恵・魔法を備えた「マジシャン/魔術師」が、入り口で手を差し伸べて言います。

 

よりよき創造のために、挑戦と追求を続けよ

 

手にはサイコロと謎の「玉」。

(これ↑は使用したタロットカードの絵柄からのイメージです)

 

さて。“新たなスタート”に、これらをどう扱ってゆくか……。

 

ちなみに。
世間の空気を肌で感じてみると、まだまだ「進み」は停滞ぎみ。

なんとなく“溜め”の時期。
脱皮前のサナギのような感じ。


現実的な目線で言えば、
社会情景も将来の展望も、明るさと闇が入れ替わり立ち替わりスッキリしない(けれど目には見えない大きな変容の波は始まっている様子)。

 

反面、じっくり自分の本質に向き合って「軸」を補強できる時でもある。
これまでのことをゆっくり整理しておくのもよさそう。


せっかくの「新たな人生(リ)スタート」(が近づいている時期)

闇雲に流されたり、吹き飛ばされてしまわないように。

 

自分の内面からポツポツと湧いてくるひらめきや直感を、これまでの古い常識で抑え込んでしまわないように。

未来へ進む足取りを引っ張られないように。

 

思いのままに恐れずチャレンジを重ねながら、ゆっくり歩いていきたいですね♪

 

今週はこんな感じで探求してみました。

ここまでお読みいただきありがとうございます!
参考になることがあれば幸いです。

 

では、また来週〜。よき1週間を☆

 

桃生かのこ 拝

 

 

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