桃生かのこ、タロットと戯れ

占いではないオラクルメッセージとタロット探求&クリエイティブもろもろ

《週刊ワンオラクル18_04/30~ 5/06》占いではないタロット

2018年 4月30日~ 5月 6日
《週刊ワンオラクル》

3.女帝(Empress)逆位置

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・キーワード

過剰な生産。嫉妬。満たされない。情緒不安定。虚栄心。


・メッセージ

最近、なんだか調子が出てこない。
これまで順調に、明るく楽しく朗らかに愛情たっぷり込めて進めてきたことが、やけに滞る。

私の差し出したものが受けとれないって?!
僕の働きでは満たされないっていうのかい?

いったい何をどうしたっていうんだ……。

もう充分に与えたでしょう?
まだ足りないの?

私は/僕は、まだ還してもらっていないんだ。
早く、あれもこれも持ってきておくれ〜。

 

……とかなんとか。


「女帝」カードの逆位置をぼんやり見つめていたら出てきたキーワードを、さらに、ぼんやり眺めながら声に出したら、上記のようなセリフが出てきました。

読んでるだけで気分がもやもやしちゃいますね(^^;

 

 

と。話は飛びますが、ここで先に少しごあいさつ。

  *


どうも。
ひさびさ(知る人ぞ知る)桃生かのこの《週刊ワンオラクル》です。

2015年の初春に某SNSでスタートし、何度かお休みしつつリニューアルしながら続けてまいりました『占いではないタロット』シリーズ。

インスタグラムでも時々ビジュアルイメージを秘かにエントリしてました。

 

今年に入ってからLINEブログで再(再々×α)スタートを切り、なかなか良いスピード感(ややまったりモード)で書いておりました。
が、なんだかLINEブログ(のアプリ)と相性がよろしくないのか、打ち込むたびにアプリが固まる。
おそらく。ワタクシが長文を入れまくるもので、アプリさんがお疲れになるのではないかと……。

 

しかたなく移転先を探していたのですが、なかなか決まりませんでした。

かねてからやってますココナラさんで承ってる相談系コンテンツを含め、他方で関わっているメンタルヘルスサポートもテコ入れに関わっており、2ヶ月ほど放置したまま今日に至ります。

 

で。
本日4月30日(4月終り!速!)は、星読み世界において大きな変容ゲートになるとか言われている満月。

ワタクシ桃生も、なんやかんや酷い状況つづきだった4、5年を経過して今、なんとなく壁を乗り越えた感や、重い重い扉をようやっとギギギっと開けられた感覚が芽生え始めています。

 

特に3月後半、不思議なシンクロニシティが起き、直後には身体〜精神に大小浄化まで起きた流れを思うと、今日の満月はワタシにとっても特別感を感じざるを得ず。

満を持しているわけではないのですが、今日からここを拠点として書いていくことにしましたヨ♪

 

滋味あふれるタロットからのメッセージやら、地味に続けているタロットの奥深い世界から刺激をうけた諸々を、気ままに記録してゆこうと思っています。どうぞよろしくです☆

 

  *

以上、唐突ながらごあいさつでした。

 

お話をタロットに戻します。

さて今週の1枚引き。「女帝の逆位置」が出ました。

(お手数ですが文頭をサクッと再読ください)


国内の政治から芸能からイロイロと起こりつづけている昨今。
国際情勢もドキドキなことが起こりそう? もう起きちゃってる??

 

我が家はテレビを置いていない上に新聞も取っていないので、ニュース関係はもっぱらネットからひっぱってくるわけですが、いつも細かくチェックするわけでもなく、正直くわしい世間(マス)の流れを知りません汗。

 

けれど、一歩外に出れば、そよそよとそよぐ風の便りから、なんとな〜く息苦しさや緊張感、あるいは怠惰感、疲労感……あたりが、ちらりほらりと観えたりします。

 

そんな状況の中に出てきた「女帝の逆位置」!(しかも満月なのに!苦笑)


どうします?
満たされないまま満月を迎えるって……。

 

いやワタシがそう言っているのではなく、タロットカード(今回の「女帝:逆位置」)がそんな情景を伝えてきたのです。

 


ここ数年、にぎわい羽振りのよい方々が、世間のところどころにキラキラ☆ まとまって出現していたようです。
(ワタシ個人はちょいちょい地獄に突き落とされて、這い上がるのに必死でまったく関知しておらず)

 

『将来安泰〜♡』くらいのノリでブイブイ(古)と、かつてのバブル期のにおいも少々漂わせながら盛り上がりを見せているところもあるようです(?)。

 

ですが、最近になって、どうも勢いが低迷し始めているらしい??

あくまで風の便りを肌で感じたところから察したまでですが、そんな風景がぼんやり浮かんできました。

 

「女帝」正位置が持つ意味合いとしては……

豊穣。創造。生み出す。満たされる。実る。母性的な愛。縁の実り(結婚や妊娠)。

など、女性性を満タンにしたようなキーワードを持ちます。

それが逆位置で出ました。

 

「女帝」逆位置が表す主な意味合いとしては……
(文頭ご参照)

過剰な生産。嫉妬。満たされない。情緒不安定。虚栄心。

など、フツーにネガティブな印象のキーワードが出てきます。


ただ……
ただですね、ここで終りにしないのが「かのこタロット」。

 

といいますか、こんなネガティブで終りにしたくないじゃないですか(笑)。
情緒不安定とか言い切って終りとか、イヤです。


そこで。
「女帝」カードが歴史的に持つ意味や、カード(の絵柄)をぼんやり眺めているうちに沸いたインスピレーションを元に、もう少し世界観を深めていってみます。

 

すると、

準備の準備中。あるいは仕切り直し中。
次のフェーズに入る前に、しっかりこれまでのことや今を見つめなおす。
いろいろ調子よくやっているうちに“奢り”や傲慢さが出てくることも。
一方で、先が見えない不安を押し消すための過剰な行動、恐れから気分が落ち着かない……。

などという情景が浮かんできました。


さらに、

本来じゅうぶんに備わっている豊かな感性や個性が、バージョンアップを始めていて、想像しなかったスピードで発達してきているので、逆に戸惑っている。『前向きな不安定』。

なんていう直観めいたものも出てきました。

 

ここで、上記のイメージや洞察を、日常に近づけて捉えなおしてみます。

 

たとえば。
「ものを生みだす」「創造する」というとき、なぜか突然「行き詰まった」ようなプロセスが起こることがないでしょうか?

 

もの作りやクリエイティブ活動をされている方は、リアルにイメージできるかもしれませんね。

“産みの苦しみ”という例え言葉がありますが、そこにもつながるようなイメージ。

 

何かを創造するとき、アイディアやモノ(創造物)がどんどん湧き出てくるというより、時にウンウン頭かかえて唸りながら、時に身体をよじらせながら、時に(なにかに)嫉妬したり卑屈になったり……
などということが、いつもではなくとも、確かな体験として記憶している人は多いのではないかと思います。

 

それらの「行き詰まった」ようなプロセスを通過し、やっと納得のいくモノができたり、新たなステージを満喫できる。

その、「唸り」や「よじらせ」が、今週の「女帝:逆位置」として象徴されていると読み解いてみれば、なるほど納得いったりもします(かな?)。

 


そんなわけで、今週は

なんとなく停滞している感じがする……
急にイラダチが大きくなってきた……
やることが沢山あり追い立てられて追いつかずグラグラ……
やり過ぎと思いつつ、止められない……

などが起きた(起きている)場合、

 

「次のフェーズに進む前の(より満たされるために現る)ちょと厳しめの課題」
「“産みの苦しみ”のプロセス(過程)で起こる“溜め”」
「よりよい創造や成長につながる前向きな行き詰まり」

などのように捉えていただくとよいかもしれません。

 

ぶっちゃけ、「女帝」カードに照らさなくても参考になる部分がありますね(爆)。

 

けれど、今週の1枚としてホロリと出てきたカードから意味合いを深めていくことで、なぜだか「今の自分/誰か/社会」に重ねて捉えられる部分(物語)が見いだされることもあります。

とても不思議なおもしろさを感じます。
同時に、少しホッとすることもあるかもしれません。

 

はい。今週はこんな感じで探求してみましたよ。

 

長くなりました!
ここまでお読みいただきありがとうございます!
少しでもご参考になることがあれば幸いです。

 

では、また来週〜。よき1週間を☆

 

桃生かのこ 拝

 

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